最近、Intel第13世代・第14世代CPUにおいて、システムの不安定性やクラッシュを引き起こす不具合が報告され、注目を集めています。この問題は、特にCore i5シリーズで発生しており、BTOメーカーのドスパラでも対応が分かれています。この記事では、ドスパラの対応方針やユーザーが取るべき対策について詳しく解説します。
ドスパラで発生しているIntel製CPUの不具合の概要

Intel第13世代・第14世代CPUの不安定な動作の原因と影響
Intelの第13世代および第14世代CPUにおいて、異常な電圧要求が原因で不安定な動作やクラッシュを引き起こすことが判明しました。特にアイドル状態や負荷の少ない状態で突然クラッシュするケースが報告されており、インテルはこの問題の原因をマイクロコードのアルゴリズムの誤りにあるとしています。第13世代・第14世代の多くのモデルが影響を受ける中で、Core i5シリーズは特に対応が難航しています。
インテルによる最新の対応策とBIOSアップデート
「0x129」および「0x12B」マイクロコードパッチの詳細
インテルはこの問題に対処するため、最新のマイクロコードパッチ「0x129」および「0x12B」をリリースしました。このアップデートは、異常な電圧要求を修正し、CPUの安定性を向上させることを目的としています。しかし、既に問題が発生したCPUには効果がないとされ、予防的な措置としての位置づけが強いです。このアップデートはASUSやMSIなどの一部メーカーから提供されていますが、ドスパラの対応については制限があるため、利用者は注意が必要です。
ドスパラの対応方針とサポートの現状

Core i5シリーズ(i5-13400, i5-14400)の対応状況
ドスパラでは、Core i5シリーズのCPUに関するBIOS更新について、独自の方針をとっています。具体的には、i5-13400やi5-14400といった非KモデルのCore i5シリーズに関して、現状ではBIOS更新を提供しない方針です。これは、不具合が頻発しているにも関わらず、インテルが公式に保証延長の対応を行わないことに基づいています。そのため、ドスパラのサポートに問い合わせたユーザーからも「BIOS更新を行わない」「保証対象外」との回答が多く寄せられている状況です。
他のBTOメーカーとの対応比較
ドスパラの対応方針は、他のBTOメーカーと比較するとやや厳格です。例えば、他社では予防的なBIOS更新や修正パッチの提供を進めるところもありますが、ドスパラはi5シリーズには慎重な対応をしています。なお、i7やi9の高性能モデルに対しては手厚いサポートが提供されており、保証期間内であれば無償修理や交換が行われています。他社の多くがBIOS更新をサポートしている中で、ドスパラの対応はユーザーの間で議論を呼んでいます。
不具合が引き起こすリスクと利用者への影響

OSライセンス消失のリスクとBIOS更新に関する注意点
Intelの不具合により、一部のドスパラ製PCでは手動でのBIOS更新が必要とされる場合があります。しかし、この手動BIOS更新にはリスクが伴います。特に注意が必要なのは、BIOS更新後にOSライセンスが消失する可能性がある点です。Windowsのライセンス情報がBIOSに依存している場合、OSがライセンス認証されず、再インストールが必要になるケースも報告されています。BIOS更新を行う際には、ドスパラのサポートや各バスメーカーの公式情報を事前に確認し、慎重に進めることが重要です。
保証対象外の問題とユーザーへのサポートの範囲
現在、インテル製CPUの不具合に対する保証は、i7やi9といった上位モデルに限定されています。ドスパラでもi5シリーズのCPUについては、保証の対象外とされる場合が多く、ユーザーが自力で対応する必要があるのが現状です。BIOS更新を行うことで保証が無効になるリスクもあるため、自己責任で対応するか、保証対象のPCを選ぶなどの対応が推奨されています。ドスパラ以外のメーカーでは一部でi5シリーズもサポートしているケースがあり、ユーザーの不満の声も上がっています。
Intel CPU不具合対策の実施手順と注意点
手動でのBIOS更新方法とそのリスク
インテルの最新パッチ「0x129」「0x12B」による不具合対策を行うため、手動でのBIOS更新が推奨されていますが、この手順にはいくつかのリスクが伴います。BIOS更新中に予期しないエラーが発生すると、PCが起動しなくなる場合もあり、慎重な作業が必要です。ドスパラでは店舗でのBIOS更新サービスは提供されていませんが、更新が必要な場合は、公式サポートの案内に従って行うことが推奨されています。
安全な更新手順とドスパラ店舗での対応可否
BIOS更新を行う際の基本的な手順として、まずPCの安定した電源供給を確保し、インストール前にすべてのデータをバックアップすることが重要です。また、可能であれば、公式の手順書を参照しながら進め、不要なリスクを避けるためにも、一度サポートに相談してから作業を行うのが無難です。現在、ドスパラの店舗では直接のBIOS更新対応は行われておらず、ユーザーが手動で対応する必要があります。
修正パッチ適用後のパフォーマンス影響と安定性の向上
インテルの修正パッチ「0x129」および「0x12B」は、電圧異常の発生を抑えることで、CPUの安定性向上を目的としています。このパッチ適用後のパフォーマンスへの影響については、インテルのテスト結果によれば、実用上問題のないレベルであると報告されています。そのため、パッチ適用後の性能低下は心配せずに更新を行うことが可能です。
今後の展望とIntel製CPUユーザーへのアドバイス
ドスパラ利用者が取るべき対策と推奨事項
ドスパラ製PCを使用しているIntel第13・14世代CPUユーザーは、不具合が報告されているi5シリーズを中心に、自身のPCの安定性を確認し、必要に応じてBIOSの手動更新を検討することが推奨されます。しかし、BIOS更新による保証無効やライセンス消失のリスクもあるため、特に慎重な対応が求められます。まずはドスパラのサポートや公式ウェブサイトで最新情報を確認し、適切な判断を行いましょう。
安定稼働のためのポイントと今後のBIOS更新予定
Intelのマイクロコードパッチ「0x129」「0x12B」の適用により多くの問題が解決される見込みですが、今後さらに新しいパッチがリリースされる可能性があります。そのため、ドスパラの公式情報を定期的にチェックし、パフォーマンス低下のない最新バージョンを取り入れることが重要です。また、ドスパラ以外のBTOメーカーが提供する情報も参考にし、適切な対策を取ることが安定したPC使用に繋がります。
